JUNYA WATANABE MAN 2012-13aw モールスキンコート - ベクトルインサイド   

ページ

2012/08/18

JUNYA WATANABE MAN 2012-13aw モールスキンコート



襟元が一番かわいい。The 秋色モンブラン みたいなっ!



リニューアルしたPOPEYEの紙面で渡辺淳弥のインタビュー読んでたら気になって、
一通りコレクションチェックした後にやっぱPOPEYEで見たコートが気になって、
買ってきましたジュンヤワタナベ。はい。私はミーハーです。




正面

背面




前から(といって、バンソンとコラボした時くらいからでしたが)、気にはなっていたんですよー。
未だにファッション業界の前線に一派を排出し続けているヨウジ・川久保両門(Beautiful PeopleとかSacai、Robes&Confectionsとか)が一つの、押しも押されぬ看板ですからね。
※他のギャルソンの、田中さんが~とかは詳しくないので言いすぎでしたらごめんなさい。


ただ、切り貼りパッチワーク・派手めのアヴァンギャルドっぽさのアピール強い感じがまだ私にはレベル高いかな~と思っていたのでこれまで手が出せずじまいでした。

でもこのコートについてはギャルソンチームには珍しく、(と勝手に思ってるのですが)あっさりとしたクラシカルなデザインで生地感がすごく好みだったので、
立ち上がりから遅れること3日くらいして青山へゴー。
しかし目的のベージュがなくて青と赤のみ置いてあるというちょっと残念な結果に。


まぁこれはこれでよかった



当然のように青山行けばあるだろって思って確認しなかったお気楽さ加減が裏目に出ましたね。
実はつい先週も家でDVD見た後に8時までやってると思って伊勢丹行ったら営業時間が7:30までで入れなかったという残念な事態があったわけですが。



脱線もいいとこですが、これ見てました。
主役の池脇千鶴を食う勢いで若手の皆さんが熱演してらっしゃって、まさか芸人の演技に一番心惹かれるとは思わなんだ。
あと、痴漢役の人が「アーチスト」をこじらせた感じを上手く表現してて、思わずイライラっと。
そうなんだよね。自分の思う「最高」って何?っていうのと、その「最高」が他人にとってどうなのか、お金が絡むと…っていう葛藤。まさに大学生・専門学校生の年代だなーって。

「私何にもやってなかった!!」

なんて、社会人になって聞いて耳の痛い言葉。




話、戻ります!!


結局その日在庫が青山に無くてスタッフの方に聞いたらXSは新宿伊勢丹他で既に完売だそうな。
皆さん熱意あるのねー。

で、在庫のあった渋谷PARCOまでてくてく歩いて買いに行きました。
まぁこの「歩いて」が裏目に出て他のブツをホイホイ買ってしまったわけですが、そこは後日。







このコート、全体を撮った写真でもお分かりになるように殆ど装飾っ気がありません。
同生地のジャケットやオーバーオールはフェルト地の肘当てが付いてたり胸に革ポケットがあったりしたのですが、
こちらのコートについては私の考えてた「っぽさ」は首のとこのペイズリー柄と袖口のストラップ裏の生地だけとかなり控えめです。
ライニングはこのペイズリーの部分のみ。





ポケットも特に飾り気無く、フラップ無しのさりげない形。でもでもリベットはお星様が連なっていてどこか乙女チック。







 肩口は上半分だけステッチを出してあります。
一枚仕立てなのでパッドは入っていません。

ちょっと拡大


ちなみに、ボタンは一番上と一番下を出して後は比翼っていうちょっとめんどくさいデザインなのですが、比翼の中の部分もしっかりとテープで補強されていて古き良き仕立てって感じです。
ボタンは袖口も前の合わせも木製ボタン。



ただ、毎度おなじみギャルソン指定のドライクリーニングした場合、
このボタンどうすんのかな…(ボソッ)


縫製が結構(失礼)しっかりしてるのと、生地感が昔ビームスで買ったフランスのワークパンツ(ステッチが3重とかものすんごい剛健な感じでした)に似てるなーと思っていたら、なんと正解おフランス製でした。


今回ギャルソンはこのモールスキンのシリーズをエルヴィエっていうフランスのワークウェア主体のOEM会社と共同で作ったそうな。

グーグルさんで検索すると結構出てくるけど、通常のエルヴィエのジャケットとかだとボタンが真鍮なんですね。

それも素敵だけど、私は今回のみたいな木製ボタンが好きだから、こっちで正解かも。









【蛇足1】
今回諦めたブツ




袖の内側のネルが可愛い買ったので散々迷った挙句、
腰の革ポケットって、取り回し的にどうよ?っていうことでコートに決定。
襟のコーデュロイとデニム地、ネル生地のコントラストが秀逸。特に襟!いい色。
ギャルソン、得意だよね。金茶。

余計なお世話ですが、デザイナー様に口出しするのも恐縮ですが、これで腰の革とダック地さえなければ・・・。
冒険心の薄い私にはちょっとTooMuchなパッチワークでした。
だって、これ上がこんなに豪華(というのも変ですが)だったら全体のコーディネートを考えなきゃじゃないですか!!


まだ8/13現在では伊勢丹にXS残っていたのでわりと数作ったのかな。

これは欲しかったんだけど、コレクションで出しただけで生産してないと言われ、泣く泣く断念。
生地感好みだったんだけどな~



このデニム、とってもかわいかったんだけど、確認したらジュンヤのボトムス自体30インチくらいからって事で、ウエストがとても細い私は残念ながら断念しました。
まさか毎回サスペンダーつけるわけにもいかないし、ベルトしたらせっかくの切り替え部分が見えないしねぇ。
背面のシンチバックだけじゃ私の腰をフォローしきれないのは目に見えてる。
今期、私はジュンヤこれで打ち止めかな…



【蛇足2】

バンソンとコラボした時のジュンヤさん。(JUNYA WATANABE 2007-08aw)
メットつけてランウェイとか、殴り込みみたいでもうたまらんです。
このときはなんか全編ロックンロールな感じでしたね。